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地域の底力を高める方法論(メソッド)の開発

これまでの研究の一連の結果から、日常生活における経過を追うことで“地域への愛着”の実際の変化を把握できました。新興住宅地に居住する50~60歳代の参加者のニーズに相応しいプログラム内容であったことから、プログラムへの参加を通じて、地域の良さを見直し、地域への愛着を育む仲間を得て、これからの人生をこの地域で前向きに生きていこうと願うように変化したと考えられます。このことは、“地域への愛着”と4つの構成概念である、“生きるための活力の源”、“人とのつながりを大切にする思い”、“自分らしくいられるところ”、“住民であることの誇り”のそれぞれの数値的な変化にも示されました。このことから、介入プログラムの評価として、一定の効果を確認することができました。

今後は、これまでの研究において開発したプログラムについて、“地域への愛着”の形成に有効に作用した要素を抽出し、地域への愛着を育むための方法論(メソッド)として汎用性を高めることが課題です。

地域の底力を高める方法論 概要図

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